我ら鈴木青春部☆☆
「盛り上がってんなあ」

隣で打ち合っていた香奈が達也に声をかける。

「ってか疲れました」

「なあ、勝負しようや」

香奈の言う勝負はただの勝負にならないことは分かっている。

おそらく何か罰ゲーム的なことをつけてくるはずだ。

「無理ですよ。冬覇はまともにボールがコートに入らないし」

「でもさっきちょっとできてたやん」

「九割以上できてませんよ」
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