我ら鈴木青春部☆☆
「なんかおかしい…」

達也はポツリと呟いた。

「何が?」

冬覇は汗をタオルで拭いながら聞いた。

「あの香奈先輩がこのまま何もせずに終わるとは思えない」

今は向こうがリードしているが、あの香奈のことだ。

リードしていようがいまいが、何か仕掛けてくるような気がする。

「確かに…」
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