我ら鈴木青春部☆☆
それはどう見ても数字の5。

被害者がの指先に繋がっている文字はそれだけ。

「どうせなら名前書けよな」

誰もが一度は思ったことがあるだろうツッコミを香奈は堂々と口にした。

「それじゃあ面白くないからですよ」

死体役の人も仕事をしているだけなのに文句つけられては大変だ。

「それに名前を書いたら犯人が気づいて消すかもしれないですよ?」

「そっか」

納得した香奈は探偵のごとく顎に手をあてて考え始めた。

「んー…何の数字なんやろ?」
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