我ら鈴木青春部☆☆
結局、話は何の進展も見せずに放課後になってしまった。

「どうすんだよー」

この中で一番まともとも言える達也がうなだれた。

放課後の誰もいない教室の中、中央にある達也の机を囲んで座っている。

「コックリさんでもやってるのか?」

ふいに声をかけられ、三人の肩が同時に上がった。

「ごめん、ごめん。驚かせたか?」
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