我ら鈴木青春部☆☆
二人は黄色のゴンドラに案内された。
少しずつ遠くなっていく地上を香奈はガラス越しに見下ろした。
そんな香奈の横顔を慎一が見つめる。
夕日に照らされたその顔はいつも以上に綺麗だった。
頂上に着いたとき、香奈は座り直して慎一と目を合わせた。
「今日はうちのためにありがとう」
慎一は驚きを隠せない。
「尚美に聞いてん。うちが彼氏と別れたん話したって。その日のうちに誘ってくれたやろ?やからきっと励ましてくれてるんやろうなって思って…」
少しずつ遠くなっていく地上を香奈はガラス越しに見下ろした。
そんな香奈の横顔を慎一が見つめる。
夕日に照らされたその顔はいつも以上に綺麗だった。
頂上に着いたとき、香奈は座り直して慎一と目を合わせた。
「今日はうちのためにありがとう」
慎一は驚きを隠せない。
「尚美に聞いてん。うちが彼氏と別れたん話したって。その日のうちに誘ってくれたやろ?やからきっと励ましてくれてるんやろうなって思って…」