我ら鈴木青春部☆☆
違う?と香奈は尋ねた。

慎一は首を横に振った。

「その通りです。でも…お節介でしたか?」

慎一はずっと気になっていたことを聞いた。

今度は香奈が首を横に振った。

「実はさ、あんまり思い出されへんねん。あいつとの思い出。前まで好きで好きでたまらへんかったのに。…この部活入ってからやで、こうなったん」

「え…すみません」
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