我ら鈴木青春部☆☆
まともな理由がない限り校外に出ることは許されない。

「もうそろそろ何か活動した方がいいよな…」

始めはぐうたらできていいと思っていたが、二時間何もしないのは逆にしんどい。

漫画を読んでいる冬覇は達也の声など聞こえていない。

「あのさ…」

二人のやり取り(達也が一方的に言っているだけ)を聞いていた慎一は神妙な面もちで話を切り出した。

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