我ら鈴木青春部☆☆
慎一の話をまとめるとこうだ。

昼休みに図書室で探し物をしていたとき、ふと窓際に目をやると木にもたれて寝ている少女がいた。

その少女の寝顔はまるで天使。

そんな彼女に慎一は恋をした――

「ナニソレ。どこに惚れる要素あるの?」

落ち着いた冬覇が口を尖らせながら尋ねた。

「そりゃ一目惚れってやつだろ?」

達也が代わりに答えた。
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