我ら鈴木青春部☆☆
「へぇー。けっこー可愛いじゃん」

達也の口元がわずかに緩んだ。

「なぁ、冬覇?」

冬覇に振るが、冬覇の顔は真っ青に青ざめている。

「おい、どうした?」

達也が冬覇の肩を叩くが、反応なし。

冬覇の視線は彼女の方を向いたまま。

まばたき一つしていいない。

「何?……もしかして彼女知り合い?」

そう聞いた瞬間、冬覇の肩がびくりと跳ね上がった。
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