我ら鈴木青春部☆☆
「むしがいた…」

冬覇にとって虫は天敵だった。

「ぼくもうやめる」

収穫したどんぐりをポケットに詰めた。

そして公園の砂場に座って山を作り始めた。

香奈はというとまだどんぐり拾いに熱中している。

二人は別々に遊び始めた。

30分ぐらいしたとき香奈がハンカチにどんぐりをくるんでやって来た。
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