我ら鈴木青春部☆☆
「五分も何してたわけ?遅っ…」

達也は手に握りしめたペットボトルを投げつけてやりたかったが、かろうじて理性を働かせた。

その横の椅子に腰掛けている慎一は目がハートだ。

恋は盲目ってやつ?

「それより今日来るって言ってた人は…?」

「ああ。尚美ならもうすぐ来るってさっきメールあった」
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