我ら鈴木青春部☆☆
「…」

一瞬にしてその場に沈黙が走った。

香奈が持っているだけで冗談どころかもはや凶器に見える。

「さすが香奈さん!みんなを飽きさせないようにしてるんですね!」

ここに馬鹿が一人。

慎一は香奈を尊敬の眼差しで見つめていた。

「そうねん!うち偉いやろ♪」

冬覇はため息をついた。

「何?そのため息は?」

香奈の睨みに冬覇は怯んだ。

「いえ!何もないです」
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