我ら鈴木青春部☆☆
とか言いつつちゃっかり尚美専用のメールフォルダを作った。

そして差し当たりのない文章を考えて指を動かした。

【今日は楽しかったです。改めてよろしくお願いします】

「絵文字使った方がいいのかな?」

普段は気にしないことも恋をすればまた違う。

達也は意を決して送信ボタンを押した。

メール一つにこんなに気を使うとは。

この先が思いやられる。
< 73 / 168 >

この作品をシェア

pagetop