我ら鈴木青春部☆☆
「似合うよ!」

すっかり変身した達也を尚美は手を叩いて褒めた。

朝必死で服選びしていたのがアホらしくなるが、尚美が喜んでいるならそれでいい。

達也は尚美の背負っている機材に手を伸ばした。

「持ちますよ」

「ありがとう」

壊してはいけないのでそっと自分の肩に掛けた。

「じゃあ行こうか!」

今日はとことん尚美に付き合うと決めたので達也は行き先を知らない。
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