我ら鈴木青春部☆☆
達也が窓際の一番前の席のやつに声をかけようとしたとき、冬覇が声を上げた。

達也は冬覇の方に駆け寄った。

「この子が入ってくれるって!」

冬覇のいう「この子」に目を向けた。

眼鏡を掛けていて見るからに真面目そうなやつ。

達也と冬覇が話しているにも関わらず、数学の参考書に目を落としている。
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