我ら鈴木青春部☆☆
楽しい時間はあっという間に過ぎた。

「今日はありがとう!」

「この写真どうするんですか?」

「んー。部屋に飾ろうかな?」

尚美の返事に達也の心臓は高鳴った。

もしかしたら尚美は自分のことを好いてくるているのでは?

好きでもない男の写真を部屋に飾るだろうか?

どうしても淡い期待を抱いてしまう。

「現像したら見せるね!」

二人は赤々としている夕日を背に歩き出した。
< 83 / 168 >

この作品をシェア

pagetop