我ら鈴木青春部☆☆
冬覇はボールを高々と上げた。
高々と……
高々と……
「高すぎだろうが!」
達也の怒号が飛ぶ。
そしてテニス経験のない冬覇が真っ直ぐ上に上がるはずもなく、ボールは弧を描き達也のコートに落ちた。
「あ、ごめん」
ネット際に落ちたボールを達也が拾いに行く。
「お前なあ…。こんなんでラリーできんのかよ」
高々と……
高々と……
「高すぎだろうが!」
達也の怒号が飛ぶ。
そしてテニス経験のない冬覇が真っ直ぐ上に上がるはずもなく、ボールは弧を描き達也のコートに落ちた。
「あ、ごめん」
ネット際に落ちたボールを達也が拾いに行く。
「お前なあ…。こんなんでラリーできんのかよ」