九月一日〜朝から晩まで~


十七歳を組み敷きながら。

悪いことをしているのに、
感じるのはそうじゃない。


体の下で、紗良が呟いた。

「…かしいよ、ね…」

「どうした…」

「…こんなに気持ちいいの、
すごいおかしいと思う…」

「…えぇ?」

「だから紗良、高校生とか…
なんか違うと思ってたんだぁ…
年上キラーだったんだなぁ、って」

「…くっ」

堪えきれず吹き出した。


なんなんだ、この女。
愛おしすぎて虫唾が走る。

引き摺る音を立て、
紗良の首筋に所有印を残した。









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