夏風
プロローグ
ついに私の新しい高校生活が始まる。
新しい制服は着慣れていないからか、なんだか固くなってしまう。
「どんな高校なんだろう」
お父さんの転勤で転校することにはなったものの、その高校がどんな場所なのかまではお父さんも私も知らない。
幼馴染の舞桜君は昨日電話した時、「大丈夫だって、なんかあったら駆けつけてやっから」なんて言ってたけど。
「華、そろそろ出るぞ」
「はーい」
私とお父さんは、これから毎日歩くことになる緑が沢山の通学路を通って学校へ向かった。
…これから何が起こるかも知らないで。
新しい制服は着慣れていないからか、なんだか固くなってしまう。
「どんな高校なんだろう」
お父さんの転勤で転校することにはなったものの、その高校がどんな場所なのかまではお父さんも私も知らない。
幼馴染の舞桜君は昨日電話した時、「大丈夫だって、なんかあったら駆けつけてやっから」なんて言ってたけど。
「華、そろそろ出るぞ」
「はーい」
私とお父さんは、これから毎日歩くことになる緑が沢山の通学路を通って学校へ向かった。
…これから何が起こるかも知らないで。