夏風
「遥斗この子どうするよ」
「いじめるとか考えてんならやめろよめんどくせぇしだせぇから」

あれ?案外この人はいい人かも?

「俺寝るからあとはご自由に」
「だってさ?まぁよろしく「転校生ちゃん」」

遥斗君が居なくなると、周りを囲んでいた生徒も自分の席へ戻っていった。何人かはカバン持って教室出ていったけど。
そんなこんなで1限目、2限目が終わった。

「(なんだ、結構何も悪い事起きないじゃん)」

なんだか固かった体も少しほぐれてきて、安心した途端トイレに行きたくなってきた。

「(まだ時間あるから済ませちゃおう)」

そして教室を出て、教室をもう一個挟んで隣にあるトイレに向かった。
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