時を繋ぐ真実の物語<「私の獣」番外編>
アメリの決意
◇
目を開ければ、虹色に輝く色彩の中にいた。
ステンドグラスを透過した朝日が、壁一面に埋め込まれたガラスを輝かせ、色とりどりの光のプリズムを作り出している。
まるで、夢のような世界だ。そして、背中には愛しい人の温もり。
すっぽりと包まれた腕の中で体を反転させれば、カイルの整った顔が目前にあった。
微かな寝息をたてながら、カイルは気持ちよさそうに眠っていた。
窓から入り込んだそよ風が、金糸雀色の髪の毛をふわりと揺らしている。
アメリの一日は、そんな幸福なひとときから始まる。
目を開ければ、虹色に輝く色彩の中にいた。
ステンドグラスを透過した朝日が、壁一面に埋め込まれたガラスを輝かせ、色とりどりの光のプリズムを作り出している。
まるで、夢のような世界だ。そして、背中には愛しい人の温もり。
すっぽりと包まれた腕の中で体を反転させれば、カイルの整った顔が目前にあった。
微かな寝息をたてながら、カイルは気持ちよさそうに眠っていた。
窓から入り込んだそよ風が、金糸雀色の髪の毛をふわりと揺らしている。
アメリの一日は、そんな幸福なひとときから始まる。