親友だから 【 短編小説 】
……ん?
バス停に、この暑い中黒いパーカーを着てフードをかぶり、ジーンズに分厚い運動靴と、寒い日に着そうな格好をした男の人が立っていた。
顔はフードでよく見えない。
パーカーの前部分についているポッケに両手を突っ込み、うつむき加減でたたずんでいた。
見た感じ、不気味な雰囲気。
バス停に並んでいるような感じでもない。
無意味に、ただそこに居るというようにな印象だった。