うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
「え、マジかよ。あいつらが言っていたこと本当なんだ。姉ちゃん玉の腰じゃん!」
「隼人、言い方……!」
「だって本当の事だろ? みんな大盛り上がりしていたぜ? 姉ちゃんが玉の輿だ~って」
「クククッ」と当時の弟たちの様子を思い出してか、隼人は喉元を鳴らし笑った。
「もう、あの子たちってば……」
呆れつつも、私も兄弟たちが隼人に興奮気味に話す様子が想像できて笑ってしまう。
「でも姉ちゃんは肩書きで好きになったわけじゃないんだろ?」
「……うん」
副社長という肩書きで彼を好きになったわけではない。むしろ肩書きだけでは、絶対に好きにならない相手だ。
「一緒の時間を過ごして、色々な一面を知ることができて……。なんていうんだろう、会えると嬉しくて、彼のためになんでもしてあげたくなっちゃうっていうか……」
しどろもどろになりながら、今の正直な彼に対する想いを吐露すると、隼人は満悦な笑みを浮かべた。
「隼人、言い方……!」
「だって本当の事だろ? みんな大盛り上がりしていたぜ? 姉ちゃんが玉の輿だ~って」
「クククッ」と当時の弟たちの様子を思い出してか、隼人は喉元を鳴らし笑った。
「もう、あの子たちってば……」
呆れつつも、私も兄弟たちが隼人に興奮気味に話す様子が想像できて笑ってしまう。
「でも姉ちゃんは肩書きで好きになったわけじゃないんだろ?」
「……うん」
副社長という肩書きで彼を好きになったわけではない。むしろ肩書きだけでは、絶対に好きにならない相手だ。
「一緒の時間を過ごして、色々な一面を知ることができて……。なんていうんだろう、会えると嬉しくて、彼のためになんでもしてあげたくなっちゃうっていうか……」
しどろもどろになりながら、今の正直な彼に対する想いを吐露すると、隼人は満悦な笑みを浮かべた。