うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
Lovelyの援助の噂は、どこから漏れたのかあっという間に社内中に広まり、これでもう会社は大丈夫だと安堵する者がたくさんいた。
援助の噂と同時に、廉二郎さんと朱美さんの婚約の噂も、瞬く間に広がった。
社長によると、まだ二階堂社長には返事をしていないと聞いている。それなのに噂だけがひとり歩きしている現状だった。
噂は廉二郎さんの耳にも入り、昨夜電話がかかってきた。
『父さんから援助の話を聞いたけれど、俺も父さんもlovelyの援助を受けるつもりはない。朱美とは婚約などしていないから』
はっきりと伝えられたものの、会社で社員たちの様子を見たり、会社の現状を知っているからこそ本当にそれでいいのかと、私の心はモヤモヤしたままだった。
それから数日後。
仕事を終え、残っている同僚に挨拶をして会社外に出ると、たくさんの人の中で見覚えのある人物を視界が捕らえ、足が止まる。
だって玄関先にいたのは朱美さんだったから。
援助の噂と同時に、廉二郎さんと朱美さんの婚約の噂も、瞬く間に広がった。
社長によると、まだ二階堂社長には返事をしていないと聞いている。それなのに噂だけがひとり歩きしている現状だった。
噂は廉二郎さんの耳にも入り、昨夜電話がかかってきた。
『父さんから援助の話を聞いたけれど、俺も父さんもlovelyの援助を受けるつもりはない。朱美とは婚約などしていないから』
はっきりと伝えられたものの、会社で社員たちの様子を見たり、会社の現状を知っているからこそ本当にそれでいいのかと、私の心はモヤモヤしたままだった。
それから数日後。
仕事を終え、残っている同僚に挨拶をして会社外に出ると、たくさんの人の中で見覚えのある人物を視界が捕らえ、足が止まる。
だって玄関先にいたのは朱美さんだったから。