うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
胸をキュンとさせるセリフにフリーズしてしまう。
「……悪い」
廉二郎さんは自分で言ったくせに、顔も耳も赤く染めた。
「い、いいえ」
もう廉二郎さん、いい加減にしてください。胸キュンからの照れなんて、私を悶えさせるつもりですか?
不器用だけれど、時折こうやってストレートに気持ちをぶつけてくれるから困る。反応に困るもの。
でも嫌じゃない、むしろ嬉しい。彼の本音を聞かせてくれて。
いまだに顔を赤くして照れている廉二郎さん。そんな彼の隣にぴたりと寄り添い、彼の服の袖を掴んだ。
「じゃあ廉二郎さんが選んでくれますか? ……私に似合うドレスを」
周囲にスタッフがいないことを確認してから廉二郎さんに言うと、彼はさらに顔を真っ赤にさせた。
そして両手で顔を覆い「勘弁してくれ」と呟いて――。
それから目まぐるしく日々は過ぎていき、仕事の合間を縫って廉二郎さんとふたり……いや、時々社長も入れて三人で準備を進めていった。
「あっという間ねぇ、いよいよ明日が結婚式だなんて」
「そうだなぁ……」
「……悪い」
廉二郎さんは自分で言ったくせに、顔も耳も赤く染めた。
「い、いいえ」
もう廉二郎さん、いい加減にしてください。胸キュンからの照れなんて、私を悶えさせるつもりですか?
不器用だけれど、時折こうやってストレートに気持ちをぶつけてくれるから困る。反応に困るもの。
でも嫌じゃない、むしろ嬉しい。彼の本音を聞かせてくれて。
いまだに顔を赤くして照れている廉二郎さん。そんな彼の隣にぴたりと寄り添い、彼の服の袖を掴んだ。
「じゃあ廉二郎さんが選んでくれますか? ……私に似合うドレスを」
周囲にスタッフがいないことを確認してから廉二郎さんに言うと、彼はさらに顔を真っ赤にさせた。
そして両手で顔を覆い「勘弁してくれ」と呟いて――。
それから目まぐるしく日々は過ぎていき、仕事の合間を縫って廉二郎さんとふたり……いや、時々社長も入れて三人で準備を進めていった。
「あっという間ねぇ、いよいよ明日が結婚式だなんて」
「そうだなぁ……」