うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
「うわぁ、日葵姉ちゃん綺麗! お姫様みたい」
「本当? ありがとう」
次の日、純白のウエディングドレスを身に纏った私を見て、一番下の妹は大興奮している。その姿が可愛くて顔がほころぶ。
「姉ちゃん、廉二郎兄ちゃんと幸せにな」
「そうだぜ、せっかく玉の輿にのれたんだから」
「ふふふ、ありがとう」
次々と掛けられるお祝いの言葉に、幸せな気持ちでいっぱいになる。
「はいはい、じゃあ俺たちはこれくらいにして、教会の方へ移動しようか」
「はーい!」
隼人が気を利かせてくれて、私と両親を残し、兄弟たちを連れて控室から出ていった。最後に「姉ちゃん、おめでとう」と言って。
騒がしかった室内が一気に静まり返る。
そしていざ、両親とふたりっきりになると気恥ずかしくなる。これまでずっと一緒に暮らしてきたのに、こうやって三人になる機会はほとんどなかったから。
鏡越しに両親と目が合い、咄嗟に顔を伏せてしまう。けれど再び顔を上げると、涙ぐむ両親を視界が捕らえ、せっかく綺麗にメイクしてもらったのに、目頭が熱くなる。
「本当? ありがとう」
次の日、純白のウエディングドレスを身に纏った私を見て、一番下の妹は大興奮している。その姿が可愛くて顔がほころぶ。
「姉ちゃん、廉二郎兄ちゃんと幸せにな」
「そうだぜ、せっかく玉の輿にのれたんだから」
「ふふふ、ありがとう」
次々と掛けられるお祝いの言葉に、幸せな気持ちでいっぱいになる。
「はいはい、じゃあ俺たちはこれくらいにして、教会の方へ移動しようか」
「はーい!」
隼人が気を利かせてくれて、私と両親を残し、兄弟たちを連れて控室から出ていった。最後に「姉ちゃん、おめでとう」と言って。
騒がしかった室内が一気に静まり返る。
そしていざ、両親とふたりっきりになると気恥ずかしくなる。これまでずっと一緒に暮らしてきたのに、こうやって三人になる機会はほとんどなかったから。
鏡越しに両親と目が合い、咄嗟に顔を伏せてしまう。けれど再び顔を上げると、涙ぐむ両親を視界が捕らえ、せっかく綺麗にメイクしてもらったのに、目頭が熱くなる。