うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
まるで別人のように仕事に打ち込む姿に私たち秘書は、目を疑っている。
いや、これが普通なのよ。いくら息子が可愛くて心配だからって仕事中、秘書に話をする方がおかしかったんだ。
そう自分に言い聞かせ再び足を進めていく。
エレベーターホールに着き到着を待っていると、ドアが開いたエレベーターからは副社長と同僚の秘書たちが降りてきて、慌てて頭を下げた。
「副社長、すぐに外出のご用意をお願いいたします」
「あぁ、わかっている」
秘書と話をしながら通り過ぎていく副社長。少しだけ顔を上げて見ても彼は真っ直ぐ前を見据えたまま、あっという間に副社長室へと向かっていく。
最後尾を歩いていた堀内さんだけは、振り返り嬉しそうに私に手を振るものだから、やめなさいと目で合図を送った。
そのまま副社長たちが乗っていたエレベーターに乗り込む。
八階へはすぐに着き、経理課へ急ぐ。
いや、これが普通なのよ。いくら息子が可愛くて心配だからって仕事中、秘書に話をする方がおかしかったんだ。
そう自分に言い聞かせ再び足を進めていく。
エレベーターホールに着き到着を待っていると、ドアが開いたエレベーターからは副社長と同僚の秘書たちが降りてきて、慌てて頭を下げた。
「副社長、すぐに外出のご用意をお願いいたします」
「あぁ、わかっている」
秘書と話をしながら通り過ぎていく副社長。少しだけ顔を上げて見ても彼は真っ直ぐ前を見据えたまま、あっという間に副社長室へと向かっていく。
最後尾を歩いていた堀内さんだけは、振り返り嬉しそうに私に手を振るものだから、やめなさいと目で合図を送った。
そのまま副社長たちが乗っていたエレベーターに乗り込む。
八階へはすぐに着き、経理課へ急ぐ。