うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
『正しいお付き合い開始のススメ』
食事を終えると、彼は「大丈夫です」と断る私を振り切り、副社長が運転する車で自宅前まで送り届けてくれた。
車内ではお互い終始無言。そもそもなにを話せばいいの? 仕事の話? いやいや、会社じゃないんだし……。
副社長も口を開くことなく、運転に集中しているから余計に声を上げづらい。
こんな感じでこれから大丈夫なのかな。
安易に食事や休日を共に過ごす約束をしてしまったけれど、話をすることができないのでは意味がない気がする。
それとも話せないのは私が緊張しているから? それが副社長にも伝わってしまっているのだろうか。
自分でも驚くほど緊張している。だって男の人に告白されたことも、ましてやプロポーズされたことも初めてだったから。
こうして男の人が運転する車の助手席に乗るのも、全部が初めて――。緊張しないわけがない。
車内に音楽が流れていて本当によかった。でなかったら、胸がバクバクと音を立てていることに気づかれてしまいそうだから。
落ち着きを失い、早く着かないかと願うばかり。
車内ではお互い終始無言。そもそもなにを話せばいいの? 仕事の話? いやいや、会社じゃないんだし……。
副社長も口を開くことなく、運転に集中しているから余計に声を上げづらい。
こんな感じでこれから大丈夫なのかな。
安易に食事や休日を共に過ごす約束をしてしまったけれど、話をすることができないのでは意味がない気がする。
それとも話せないのは私が緊張しているから? それが副社長にも伝わってしまっているのだろうか。
自分でも驚くほど緊張している。だって男の人に告白されたことも、ましてやプロポーズされたことも初めてだったから。
こうして男の人が運転する車の助手席に乗るのも、全部が初めて――。緊張しないわけがない。
車内に音楽が流れていて本当によかった。でなかったら、胸がバクバクと音を立てていることに気づかれてしまいそうだから。
落ち着きを失い、早く着かないかと願うばかり。