うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
相手が自分の勤める会社の副社長で、私が社長秘書という立場を取り除いたら……?
副社長はただの一般男性で、普通に出会ってこんな風に告白されたら?
そうしたら私は迷いなく『イエス』と答えてしまうから。
「どうだろうか? ……俺と恋愛してくれるだろうか」
顔を覗き込み、小首を傾げる彼にドキッとし、思わずのけ反る。
ふっ、副社長……! お顔が大変近いです!! ……ですが、イエスかノーで答えろと言われたら、答えはイエスです。
今だけは相手が副社長ということも、私が社長秘書ということも忘れて、ただの女性になってもいいですか?
だって今、彼の手を取らなかったら私……一生恋愛できない気がするから。
誰かを好きになる気持ちを知ることなく、一生終えてしまいそう。
なにより私と同じ恋愛初心者で、一緒に恋愛をしようと言ってくれた彼と私も恋愛をしてみたいと思うから。
立場など関係なく、芽生えた気持ちを大切にしてみたい。その思いが強くなり、迷いは吹っ切れた。
けれどこんな熱い告白をされたのも、こうして手を握られるのも、至近距離で見つめられるのも初めてで私はただ、頷くだけで精いっぱいだった。
副社長はただの一般男性で、普通に出会ってこんな風に告白されたら?
そうしたら私は迷いなく『イエス』と答えてしまうから。
「どうだろうか? ……俺と恋愛してくれるだろうか」
顔を覗き込み、小首を傾げる彼にドキッとし、思わずのけ反る。
ふっ、副社長……! お顔が大変近いです!! ……ですが、イエスかノーで答えろと言われたら、答えはイエスです。
今だけは相手が副社長ということも、私が社長秘書ということも忘れて、ただの女性になってもいいですか?
だって今、彼の手を取らなかったら私……一生恋愛できない気がするから。
誰かを好きになる気持ちを知ることなく、一生終えてしまいそう。
なにより私と同じ恋愛初心者で、一緒に恋愛をしようと言ってくれた彼と私も恋愛をしてみたいと思うから。
立場など関係なく、芽生えた気持ちを大切にしてみたい。その思いが強くなり、迷いは吹っ切れた。
けれどこんな熱い告白をされたのも、こうして手を握られるのも、至近距離で見つめられるのも初めてで私はただ、頷くだけで精いっぱいだった。