うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
副社長と付き合いはじめて二週間も経つというのに、社長は交際について一切なにも言ってこない。
社長の予想外の態度に身構えていた私はすっかり拍子抜けしている。けれど副社長から報告はいっているはず。
それなのに私からわざわざ報告するのも……と思い、その件に関しては触れずにいた。
もしかしたら前科を反省して、社長なりに私たちのことを静かに見守ってくれているのかもしれない。
そうだったらなおさら私から報告するべきではないよね。
珈琲を淹れている間、デスクに戻りチェックしたメールを社長のパソコンに転送し、今朝買ってきた経済新聞を手に取る。
給湯室には珈琲の芳しい香りが漂っていた。それらを一緒に社長室へと運んでいった。
副社長と付き合いはじめてからも、私の日常は特に変わりない。
朝は五時間に起床し、お母さんと一緒に家のことをして出勤。こうして仕事をこなし、ほぼ定時で帰宅。
その後も両親の帰りが遅い日は、両親に代わって幼い兄弟たちの面倒を見る日々。
社長の予想外の態度に身構えていた私はすっかり拍子抜けしている。けれど副社長から報告はいっているはず。
それなのに私からわざわざ報告するのも……と思い、その件に関しては触れずにいた。
もしかしたら前科を反省して、社長なりに私たちのことを静かに見守ってくれているのかもしれない。
そうだったらなおさら私から報告するべきではないよね。
珈琲を淹れている間、デスクに戻りチェックしたメールを社長のパソコンに転送し、今朝買ってきた経済新聞を手に取る。
給湯室には珈琲の芳しい香りが漂っていた。それらを一緒に社長室へと運んでいった。
副社長と付き合いはじめてからも、私の日常は特に変わりない。
朝は五時間に起床し、お母さんと一緒に家のことをして出勤。こうして仕事をこなし、ほぼ定時で帰宅。
その後も両親の帰りが遅い日は、両親に代わって幼い兄弟たちの面倒を見る日々。