高嶺の花×高嶺の花

"yume side"

入学式の朝のことだった

優「ねぇりおちゃんあの群れなぁに？」

ってりおちゃんに聞くと

里「え！？まさか王子のこと知らない？！」

優「？？？？」

王子？なにそれ？
わたしの頭の中はハテナでいっぱい

里「そのまさかだったか…」

優「ねぇ！りおちゃんだぁれ？！」

里「優芽にもわかりやすく伝えると

彼の名前は一ノ瀬 颯斗

優芽も知ってると思うけど

一ノ瀬グループの御曹司で次期社長

頭脳明晰・容姿端麗・運動神経抜群

の"高嶺の花"と呼ばれ入学式前から

大人気でこの学園では彼は"王子"

って呼ばれてるのよ」

優「一ノ瀬グループは知ってるけど…

それよりあの人困ってる顔してる」

里「ほっときなさい

今王子のところに行ったら

あの女たちになにされるか分からないわよ」

優「…でも……。」

わたしは体が勝手に動いていた

里「え！？ちょ…優芽？！」