高嶺の花×高嶺の花
女どもから抜け出せないでいる俺に
女どもの隙間から小さな手をだして

"入学式遅れちゃいますよ?"

"いきましょっ"

そう彼女は言ってきたのだ
ただそれだけのことだった

こいつもきっと俺の追っかけだ
そう思ったりもしたが
とりあえず俺はこの輪から
抜け出したかった

俺は彼女の手を掴み、抜け出したのだ
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