僕はキミの心臓になりたい
クラス内は相変わらず騒がしかった。
悪口を言われたり
睨まれたりするのはなくなった訳では
ないけれど前より苦ではない。
「美羽〜今日午前中までだから、どっかでお昼食べて行かない?」
「あっ行く行く!」
夏美ちゃんが話しかけてくれたり、
休み時間の度に、羽賀くんとタカさんが来てくれることで
私は一人じゃないことに気づいたから。
この3人がいることで、辛い事があっても乗り切れていた。
誰かが側にいてくれるのって
こんなにも安心するんだね。
きっと、今までの私だったら
そんなありがさも気づけなかったな。
夏美ちゃんと羽賀くんとタカさんには
感謝の気持ちでいっぱいだった。
本当にありがとう。
こんな日々がずっと続いてくれればいいと願っていた。