僕はキミの心臓になりたい
私も、部屋の明かりを消して布団に入った。
隣を見ても、テーブルが邪魔をして羽賀くんの姿が見えない。
「……羽賀くん」
「……」
「やっぱり一緒に寝てもいい?」
寝てることを承知で聞いてみたら、やっぱり返事はない。
気を落として布団を被ろうとしたら、
「いいよ。一緒に寝よう」
優しい声が降りてきて、私はテーブルをどかして二枚の布団をくっつけた。
羽賀くんの温もりが私を包み込んでくれて、それはとても心地よかった。
羽賀くんは私の方を向いて目を閉じていて、私は仰向けで天井を見つめた。