僕はキミの心臓になりたい




読み終わった手帳のページをパラパラめくっていくと

手帳の間から何かがポトリと布団の上に落ちた。



それは、『美羽へ』と書かれた封筒だ。



私宛の手紙……?



分厚い封筒を開けて手紙を取り出す。




【美羽へ

美羽がこの手帳を見てるってことは

俺はもうこの世界に生きてないってことだよな。

今日、医者から「いつ急変してもおかしくない」って宣告された。

なんか、現実感なくてすげー変な気分。

こうして美羽に手紙を書こうと思ったのは

最後にどうしても美羽だけに伝えたいことがあって、書きました。

後悔を天国に持ち込みたくないから

絶対最後まで読んでくれよ!


っていっても…俺の初恋の話なんだけどな笑




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