僕はキミの心臓になりたい
年は明け、いよいよ受験シーズンになった。
俺は何とか志望校に合格した。
彼女も無事合格したと知り
これから俺のやりたいことが思う存分できると確信した。
そして4月になり、高校に入学したものの
入学式の翌日から彼女は入院してしまった。
せっかく彼女と同じクラスになれたのに、愕然とする。
ここで何もしなければ、また以前の自分と同じだ。
彼女の支えになること
今自分がしなきゃいけないこと
手帳に綴ったことを思い出す。
学校が終わると、俺はまっすぐ病院に向かった。