僕はキミの心臓になりたい
そして、私に婚約者もできた。
白河陵。
彼は私の2つ年上で、インテリアデザイナーの仕事をしている。
知り合いの紹介で出会い
彼の方から交際の申し込みをしてくれて交際が始まった。
半年前、正式にプロポーズされ
現在婚約者として私の隣にいてくれている。
もちろん、彼には私が病気だったことは話てある。
そして、瑞稀のことも……
彼は全てを理解した上で一緒にいてくれた。
私が婚約したことを報告しに
彼と瑞稀のお母さんのところに行くと
お母さんは泣いて喜んでくれた。
お母さんは彼に
「美羽ちゃんをどうかよろしくお願いします」
と、涙を流しながら笑顔で言ってくれたのを見て、私も泣いてしまった。