僕はキミの心臓になりたい
何で、何で!何でよ!!!
神様は意地悪すぎる。
何で私ばかりに試練与えるの?
病気になってから今まで散々
いろいろ我慢してきたじゃない。
友達なんていらないよ。
恋人とか、そんな高望みもしないから
だからせめて、学校生活だけは平凡でいさせてよ。
それとも、神様はそれでさえ許してくれないの?
お願い。誰か……
私を見つけて。
思わず、口からボソリと出た。
「助けて……」
その小さな声は誰にも聞こえるはずがなく
頬をつたった一粒の涙と共に消えていった。