僕はキミの心臓になりたい



なので私は、内川さんの言い分を聞くだけになった。



「クラス中噂になってるのよ!

あんたが羽賀に付きまとってるとか

羽賀のストーカーだって。

あんたが入院中も、羽賀を呼び出して

勉強みてもらってたんでしょ?」



入院中のことなんてどこから

漏れたのか気になったが

今はそんなこと考えてる余裕はない。



「私は羽賀くんに付きまとってる

覚えはないよ。

どちらかと言えば向こうが私に…」



「何?羽賀があんたに付きまとってるとか言いたい訳⁉︎

妄想もいいところなんだけど」



内川さんたちは、小馬鹿にしたように

笑い続ける。



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