僕はキミの心臓になりたい
人気者の2人が揃ってると、お似合いだな。
名前で呼び合ってるってことは
一線超えた仲なんだろうし。
それに夏美ちゃんからあの笑顔を向けられたら
男子はみんなときめいてしまいそうだもん。
羽賀くんもきっと
夏美ちゃんのような女の子らしい子を
好きになるんだろうな。
すると、羽賀くんの顔が私の方に向けられた。
「あ、美羽。今日の放課後ちょっと残れる?」
「えっ今日?うん……」
「ちょっと話したいことあるから。
ホームルーム終わったら教室にいて!」
「うん、わかった」
羽賀くんと夏美ちゃんの関係が気になってたけど
それは2人のことであり
私には関係ないことだから
気にするのはやめようと頭から疑問を消した。