僕はキミの心臓になりたい



スマホを充電器に繋げて枕元へ置き

ベッドへ潜り込んだ。


きっと忙しいんだ。


羽賀くんだって、私ばかりに構ってるわけじゃない。


私より人付き合いがたくさんあるんだし

やる事もたくさんある。


だから、こんなことでいちいち気にしちゃいけない。


私は壁側に体を向けて、布団を頭まで被った。



その日、一晩中スマホが気になってしまい

私は羽賀くんの返事を待っていた。



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