【医、命、遺、維、居】場所
夕日が半分ほど沈んでもうそろそろ日没という時間帯になってやっと落ち着いたので、今日は上がって巧の実家へ向かっている。


因みに、心配の種だった初産高齢の人はいまのところ順調だ。







「(巧、ちょっと速い・・!)」







なんだかイラついているようで、歩くスピードがいつもより速かった。




ついていけないことはないからいいけど。








約曲院長と話が終わった後、様子がおかしかったのは気付いていた。


産婦人科でする話ではない気がしたから黙っていたけど。






「(これはバトりそうね。)」






頑固親父とその息子だし。





巧がイライラを全開にすることは滅多にないから、よっぽどの話だったんだと思うけどね。






「(乱闘になりそうになったら止めようか・・・)」







大の大人2人を止められる自信は全くないから、出来るなら口喧嘩で止めて欲しいけど。
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