お嬢様、今夜も溺愛いたします。


そっと両手でお湯をすくえば、ぽたぽたと落ちていく音が浴室内に響く。


足も、腕も、首も。

身体全体をぴかぴかにした。


なんか期待してるみたいで恥ずかしい……

一応だよ、一応!!


もしね、もしもの場合のことを考えた時に、

汚い?よりかは、綺麗な方が絶対いいし……


なんてこんなことを考えてる時間が1番恥ずかしいかもしれない。


ああーっ!もう!!

どうしよ!!


ぬぉぉーーーーっ!!!!

ほっぺたに両手を当てて足をバタバタさせていると。



「お嬢様」


「はいっーー!?」


< 129 / 353 >

この作品をシェア

pagetop