お嬢様、今夜も溺愛いたします。
「愛していますよ、お嬢様」
◇
「見たところ大きい外傷もないし、問題なさそうだけど、念の為今日は泊まって、明日検査することにしましょう」
「分かりました」
あの後病院へとやってきた私たち3人は、それぞれ個室へ通され、診察を受けた。
「紗姫ちゃんっ!!」
「界っ!!」
「体は大丈夫なの?
怪我は?痛いところはない?」
「全然平気。
俺はいつも通り元気MAXだから」
「良かった……っ」
「おいっ、くっつくなよ!」
「だって!
聖から事情を聞いたら3人して病院に行ったっていうからもう、心配で心配で」
「はいはい。
気持ちだけありがたく受けとっとく」
「美都ちゃん!!」
「月菜さんっ!?」
全速力で走ってきたらしい月菜さんは、私を見た瞬間ぼろぼろ泣いてぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫!?
刺されそうになったって聞いて、慌ててここまで来たの。美都ちゃんに何かあったら私、もう生きてけない……っ」
「おい、俺もいんだけど」
うっうっと泣く月菜さんの頭をぽんぽんとなでる十夜さん。
「ったく、泣きすぎ」
「だってぇ……」
なんだかやっと2人の兄妹らしい姿を見れた気がする。
なんだかんだ言って、やっぱり十夜さんもちゃんとお兄ちゃん、なんだね。
「見たところ大きい外傷もないし、問題なさそうだけど、念の為今日は泊まって、明日検査することにしましょう」
「分かりました」
あの後病院へとやってきた私たち3人は、それぞれ個室へ通され、診察を受けた。
「紗姫ちゃんっ!!」
「界っ!!」
「体は大丈夫なの?
怪我は?痛いところはない?」
「全然平気。
俺はいつも通り元気MAXだから」
「良かった……っ」
「おいっ、くっつくなよ!」
「だって!
聖から事情を聞いたら3人して病院に行ったっていうからもう、心配で心配で」
「はいはい。
気持ちだけありがたく受けとっとく」
「美都ちゃん!!」
「月菜さんっ!?」
全速力で走ってきたらしい月菜さんは、私を見た瞬間ぼろぼろ泣いてぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫!?
刺されそうになったって聞いて、慌ててここまで来たの。美都ちゃんに何かあったら私、もう生きてけない……っ」
「おい、俺もいんだけど」
うっうっと泣く月菜さんの頭をぽんぽんとなでる十夜さん。
「ったく、泣きすぎ」
「だってぇ……」
なんだかやっと2人の兄妹らしい姿を見れた気がする。
なんだかんだ言って、やっぱり十夜さんもちゃんとお兄ちゃん、なんだね。