強引な副社長との政略結婚は甘すぎます
そこへメッセージが来た事を告げる音がして、私は携帯に目を向けた。

【ごめん!今日残業で遅くなる!何があったの?大丈夫?】

うそー。聞いてほしかったのに。

【急にごめんね!大丈夫。また聞いてね】
返事を打ち終わると、私は項垂れるように机に突っ伏した。

あー、どうなってるのよ。本当に。
一人で飲んでやる!

そんな事を思っていると、なぜか周りが暗くなった気がして
、私はゆっくりと顔を上げた。
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