【短】宣戦布告なら、受けて立つけど?
「なーつーき!あんたも罪作りな男だねぇ…?」
「……陽菜さん…見てたんだ……それより、なに?なんか用?」
「まぁまぁ、そんなつんけんしなさんなって」
ぺしぺし
撫でられるように叩かれて、つい不埒なことを考える。
あー…さわりてー…
こんなん、口にしたら絶対に…殺されるから言わないけど。
でも、やたらとボディタッチ、や…スキンシップの多い陽菜さんに対して、思うことは健全な男子ならではな訳で…。
「陽菜さんはほんきで、俺のこと…好きじゃねーの?」
気付いたら、別の本音が溢れてた。
「んー?百億光年早いっての!」
だよな…。
けど…。
「本気で、おれのこと好きじゃねーの?」
なんとなく食い下がる気にならなくて、そう質問を加えた。
それに対して陽菜さんはにかっと笑って。
「凪月、まーて!」
と、言って来た。