狐とご主人様
プロローグ
物心ついた時から虐げられていた
奴隷として産まれ奴隷として蔑まれてきた

この世界は残酷だった
強い種族は弱い種族からなにもかも奪い
弱い種族の命は物として扱われていた

だがまだ10にもなっていない少年はそんなことを知る由もなくただただ主人によって
虐待を受け、蔑まれ、辱め受けていた..

知っている感情は恐怖と無だけだった

そんなある日主人は死んだ、他の奴隷により殺されたのだった

そして主人の借金が明るみになり少年は少しでもその借金のたしになるようにと
奴隷商に売られていった..





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