狐とご主人様

こんな美味しいもの初めてだ!しかも椅子に座って食べれるなんて!

いつも椅子に座るときは縛られて殴られていた
でも今日は違った
おいしい料理を食べている!
しかも具のないスープとカチカチのパンくずじゃない!

ちゃんとしたスープと肉!それにパン!
一心不乱に食べる

「おいしそうに食べるじゃないでも行儀がなってないわね...」

と女の子は言う
「ｽｲﾏｾﾝ」
と小声で答えた

「まあいいわ、あとこの私に返事をする時は大きな声で返事をなさい」

「は、はい!」
と大きな声で答えた

「そういえば自己紹介がまだだったわね」
唐突にそう唐突に行ってきた

「この私はフィルリカ・イワンスこのヴァリシャ州を領地とする領主よ
もしこの私を呼ぶ時はご主人様とお呼びなさい」

一拍置いてからジョセフさんが
「改めて私はジョセフ・アイ、フィルリカ様の執事でございます。」

そしてさっきの服を持ってきてくれた女の人が
「私はジョセフの妻でありメイドのオルガと申しますそしてこの子は」

そしてさっきまで見なかった僕と同じくらいの女の子が遮るように
「自己紹介くらい自分でできるよ〜」
といい
「私はリッツよろしくね〜」

のんびりした声で言った
とここで沈黙が走る
ここでフィルリカさんが
「シルあなたの自己紹介は?」
と

「あ、すいませんご主人様!」
「僕はシルルです先程ご主人様より名前をもらいました!よろしくお願いします!」


人前で話したことがないから凄く緊張した