クオイと金色のリンゴ
「……おい。これはなんだ」
「えー?見ればわかるじゃん?
アップルパイ、リンゴのカスタードケーキのリンゴ添え、ショートケーキ、抹茶ケーキ……」
「名前を聞いてるんじゃない。これをどうしたのか、聞いてるんだが?」
いつの間にかテーブルの上はお菓子の海です。ルシュラとクオイのやり取りを遠巻きに眺めながらお茶を飲むヨル。
「相変わらずだな。こんなに賑やかな食事はここだけだろうな」
「わーこの桜もちおいしい!」
「それはよかった。姫が気に入ったなら、また手配しとこう」
リシュティアは桜もちが気に入ったらしく、次から次へと桜もちがのった大皿に手が伸びます。意外かもしれませんが、可愛らしい容姿に似合わずよく食べます。
「……桜もちがない……」
「ヨルー全部で何個持ってきたんだよ?」
ルシュラが呆然とし、クオイが聞くとーー
「30個だ」
ヨルは抹茶ケーキを食べながら、そう答えたのでした。
「えー?見ればわかるじゃん?
アップルパイ、リンゴのカスタードケーキのリンゴ添え、ショートケーキ、抹茶ケーキ……」
「名前を聞いてるんじゃない。これをどうしたのか、聞いてるんだが?」
いつの間にかテーブルの上はお菓子の海です。ルシュラとクオイのやり取りを遠巻きに眺めながらお茶を飲むヨル。
「相変わらずだな。こんなに賑やかな食事はここだけだろうな」
「わーこの桜もちおいしい!」
「それはよかった。姫が気に入ったなら、また手配しとこう」
リシュティアは桜もちが気に入ったらしく、次から次へと桜もちがのった大皿に手が伸びます。意外かもしれませんが、可愛らしい容姿に似合わずよく食べます。
「……桜もちがない……」
「ヨルー全部で何個持ってきたんだよ?」
ルシュラが呆然とし、クオイが聞くとーー
「30個だ」
ヨルは抹茶ケーキを食べながら、そう答えたのでした。