最恋 ~あなたを知って~
日常、そして少しずつ
あなたをしらないままでいたら
きっと誰も泣かなかった
あなたを知ってしまったから
私はたくさん泣いた
でも
あなたを知れたから
私は幸せをしることができた
― 朝七時
「結衣(ゆい)お前いつまでねてんのー?」
聞こえてきたのは弟の蓮(れん)の声
いつもこう、蓮かお母さんに起こされる
私は軽く返事をして、なり続けるiPhoneのアラームを切った
画面を見るといくつかの通知
私は急いで準備を始めた
私は相川 結衣(あいかわ ゆい)
自称進学校の西高に通うごくごく普通の女子高生
体型も顔も普通、背の高さも158cmで普通、学校の校則が厳しいから髪型も普通。
頭のよさも校内で半分くらいの位置にいるから普通、、
うん、ほんっとに普通。
性格は気分屋だし気を使えるわけじゃないからきっと普通より良くはない。
弟はイケメンで高身長、1歳下で中学三年生。
後輩に聞いた話 学校ではモテるらしい...
実際私の友達にも蓮の事を好きな子がいる。信じらんないけど…笑
「ご飯食べれるのー?」
お母さんに聞かれてぱっと時計を見る
7時57分、だめだ詰んだ
...仕方ない、お腹なりたくないから途中で買っていこう
「いらない!お弁当ありがとういってくる!!」
お弁当を持って急いで家を出る